2007年08月29日
本当のスタート!全日本女子バレー 柳本代表監督
「これからが勝負やな・・」
最後の試合となったロシア戦が終わると、
柳本監督は関係者が多くいる場所を避け、一人腰を下ろしこうつぶやいた。
来年の北京五輪を見据え、5月からスタートした全日本合宿。
これまで積み上げてきたものを極める“究極の勝利”というテーマを掲げ、いろいろな形でチームを試してきた。
欧州遠征では、徹底的に体力強化にも取り組んだ。
だが、選手たちに迷いがあった事も確かだ。
「このままじゃだめです」竹下キャプテンは遠征中にはっきりこう言い切った。
固まらないメンバー。ミスの多いゲーム。
本当にこのままでいいのか、チームとして大会を戦えるのか・・・
迎えたワールドグランプリ2007。結果は4勝5敗の9位。
柳本ジャパンは3年ぶりに決勝ラウンド進出を逃す事になる。
成果もあった。3年ぶりとなった全日本のコートで、エースとしての実力を証明した栗原恵。
そしてニューヒロインとなった庄司夕起は、監督が言うまさに“クレバー”な存在を見せ付けた。
確かに結果はついてこなかった。
それでも世界1位のロシアから奪った1セットのように、こうすれば世界と戦える、そういったものも見せてくれたと僕は思う。
柳本監督はインタビューで
「大事なのは、北京に向かってこのグランプリがあった事を忘れずに、
着実に歩みを進めていく事」と話した。
合宿当初は「アテネを経験しているだけに、簡単に“オリンピックに行きたい”
なんて言えない」と話していた栗原も、このグランプリを終え、「北京まであと1年しかない。今回の経験を無駄にせず、もっと先に行きたい」
エースの目は、しっかりと北京を見つめていた。
柳本ジャパンは、このワールドグランプリを終え、北京への本当のスタートを切ったのかもしれない。
再び大阪貝塚のナショナルトレーニングセンターで練習に励む柳本ジャパン。
最後に監督から届いたメッセージを紹介しよう。
「誰にも言えず、奥歯で砂を噛んで我慢する時を乗り越えなければ
真の強いチームは出来ない。楽しみにしていて下さい」
最後の試合となったロシア戦が終わると、
柳本監督は関係者が多くいる場所を避け、一人腰を下ろしこうつぶやいた。
来年の北京五輪を見据え、5月からスタートした全日本合宿。
これまで積み上げてきたものを極める“究極の勝利”というテーマを掲げ、いろいろな形でチームを試してきた。
欧州遠征では、徹底的に体力強化にも取り組んだ。
だが、選手たちに迷いがあった事も確かだ。
「このままじゃだめです」竹下キャプテンは遠征中にはっきりこう言い切った。
固まらないメンバー。ミスの多いゲーム。
本当にこのままでいいのか、チームとして大会を戦えるのか・・・
迎えたワールドグランプリ2007。結果は4勝5敗の9位。
柳本ジャパンは3年ぶりに決勝ラウンド進出を逃す事になる。
成果もあった。3年ぶりとなった全日本のコートで、エースとしての実力を証明した栗原恵。
そしてニューヒロインとなった庄司夕起は、監督が言うまさに“クレバー”な存在を見せ付けた。
確かに結果はついてこなかった。
それでも世界1位のロシアから奪った1セットのように、こうすれば世界と戦える、そういったものも見せてくれたと僕は思う。
柳本監督はインタビューで
「大事なのは、北京に向かってこのグランプリがあった事を忘れずに、
着実に歩みを進めていく事」と話した。
合宿当初は「アテネを経験しているだけに、簡単に“オリンピックに行きたい”
なんて言えない」と話していた栗原も、このグランプリを終え、「北京まであと1年しかない。今回の経験を無駄にせず、もっと先に行きたい」
エースの目は、しっかりと北京を見つめていた。
柳本ジャパンは、このワールドグランプリを終え、北京への本当のスタートを切ったのかもしれない。
再び大阪貝塚のナショナルトレーニングセンターで練習に励む柳本ジャパン。
最後に監督から届いたメッセージを紹介しよう。
「誰にも言えず、奥歯で砂を噛んで我慢する時を乗り越えなければ
真の強いチームは出来ない。楽しみにしていて下さい」