2007年02月19日
東京マラソン平均視聴率は23・6% ◇育て「市民マラソン」へ
東京マラソン 結果:http://www.tokyo42195.org/
フジテレビ系で18日午前9時から同11時40分まで生中継された「東京マラソン2007」の平均視聴率(関東地区)が23・6%だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。
瞬間最高視聴率は、佐藤智之(旭化成)が2位でゴールした直後の同11時22分の31・3%。
アジアで最大規模のマラソン大会として創設された「東京マラソン」が18日に行われ、トップ選手から市民ランナーまで3万870人が都心の繁華街を走り抜けた。
午前9時すぎ、石原慎太郎・東京都知事の号砲で東京都庁(新宿区)をスタート。日比谷、品川、銀座、浅草などを巡って臨海地区の東京ビッグサイトに至るフルマラソンには2万6058人が出場。冷たい風雨に見舞われたが、沿道の観衆ら178万人(主催者発表)に後押しされ、7時間の制限時間内に96.4%に及ぶ2万5130人が完走した。
男子はダニエル・ジェンガ(ヤクルト)が2時間9分45秒で初代王者になった。女子では五輪メダリストの有森裕子(リクルートAC)が5位になり選手生活を締めくくった。
このマラソンは東京都や日本陸上競技連盟などが、世界の主要都市で開かれている数万人規模の大会を参考に、約3年前から準備を進めた。
東京消防庁によると、38キロ付近で男性(59)が倒れ、病院に運ばれたが意識不明の重体。また、ゴール前でも男性(58)が意識を失って倒れたが、その後意識を取り戻したという。そのほか、24~72歳の13人が足を痛めるなどして病院に搬送された。
◇育て「市民マラソン」へ
最後の完走者がフィニッシュした時、男子優勝のジェンガとの差を示す時計は4時間50分を過ぎていた。その間に、笑顔、涙顔、疲れにゆがむ顔と、さまざまな表情が駆け抜けた。日本で初めてエリートから市民までが一緒に走った大会は、「万人万様」の時を首都・東京に刻んだ。
日本では例がないだけに、順調な運営ができるかが懸念された。当日は雨や寒さの影響も心配された。しかし関係者や約1万人のボランティアの努力、都民の協力もあり、運営面では大きな問題なく終了した。
完走率は96%を超えた。沿道の数カ所で開いたイベントも含め観衆は178万人。大会実行委員長の桜井孝次・日本陸連専務理事は「予想以上の結果を素直に喜びたい。反省もきちんとし、今後より良い大会にしたい」と語った。
日本では男女や競技レベルにより大会が区別されていた。だがマラソンは、あらゆるレベルの人が同じ舞台に立ち、自分なりの挑戦ができる競技。世界では数万人が一緒に走る大会が主流になっている。ジェンガも「市民ランナーにも走りながら応援してもらえて良かった。東京は日本にとって大事な大会になる」と評した。
先輩格のニューヨークは大会でがん撲滅運動を進め、ロンドンでは毎年チャリティーで数十億円が集まる。市民の運営参加も活発だ。東京はまだ行政主導の官製イベントの段階。今後は社会的な存在価値も持ち、より多くの市民の理解や協力が得られる大会に育てることが必要。それが日本のマラソンの新たな流れを築くことにもつながる。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000002-maip-spo

東京マラソン 結果:http://www.tokyo42195.org/
フジテレビ系で18日午前9時から同11時40分まで生中継された「東京マラソン2007」の平均視聴率(関東地区)が23・6%だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。
瞬間最高視聴率は、佐藤智之(旭化成)が2位でゴールした直後の同11時22分の31・3%。
アジアで最大規模のマラソン大会として創設された「東京マラソン」が18日に行われ、トップ選手から市民ランナーまで3万870人が都心の繁華街を走り抜けた。
午前9時すぎ、石原慎太郎・東京都知事の号砲で東京都庁(新宿区)をスタート。日比谷、品川、銀座、浅草などを巡って臨海地区の東京ビッグサイトに至るフルマラソンには2万6058人が出場。冷たい風雨に見舞われたが、沿道の観衆ら178万人(主催者発表)に後押しされ、7時間の制限時間内に96.4%に及ぶ2万5130人が完走した。
男子はダニエル・ジェンガ(ヤクルト)が2時間9分45秒で初代王者になった。女子では五輪メダリストの有森裕子(リクルートAC)が5位になり選手生活を締めくくった。
このマラソンは東京都や日本陸上競技連盟などが、世界の主要都市で開かれている数万人規模の大会を参考に、約3年前から準備を進めた。
東京消防庁によると、38キロ付近で男性(59)が倒れ、病院に運ばれたが意識不明の重体。また、ゴール前でも男性(58)が意識を失って倒れたが、その後意識を取り戻したという。そのほか、24~72歳の13人が足を痛めるなどして病院に搬送された。
◇育て「市民マラソン」へ
最後の完走者がフィニッシュした時、男子優勝のジェンガとの差を示す時計は4時間50分を過ぎていた。その間に、笑顔、涙顔、疲れにゆがむ顔と、さまざまな表情が駆け抜けた。日本で初めてエリートから市民までが一緒に走った大会は、「万人万様」の時を首都・東京に刻んだ。
日本では例がないだけに、順調な運営ができるかが懸念された。当日は雨や寒さの影響も心配された。しかし関係者や約1万人のボランティアの努力、都民の協力もあり、運営面では大きな問題なく終了した。
完走率は96%を超えた。沿道の数カ所で開いたイベントも含め観衆は178万人。大会実行委員長の桜井孝次・日本陸連専務理事は「予想以上の結果を素直に喜びたい。反省もきちんとし、今後より良い大会にしたい」と語った。
日本では男女や競技レベルにより大会が区別されていた。だがマラソンは、あらゆるレベルの人が同じ舞台に立ち、自分なりの挑戦ができる競技。世界では数万人が一緒に走る大会が主流になっている。ジェンガも「市民ランナーにも走りながら応援してもらえて良かった。東京は日本にとって大事な大会になる」と評した。
先輩格のニューヨークは大会でがん撲滅運動を進め、ロンドンでは毎年チャリティーで数十億円が集まる。市民の運営参加も活発だ。東京はまだ行政主導の官製イベントの段階。今後は社会的な存在価値も持ち、より多くの市民の理解や協力が得られる大会に育てることが必要。それが日本のマラソンの新たな流れを築くことにもつながる。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000002-maip-spo
東京マラソン 結果:http://www.tokyo42195.org/
Posted by バボちゃん
at 13:50
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