2007年03月11日

モヘンジョダロ 塩害で崩壊進む インダス最大級都市遺跡

インダス文明最大級の都市遺跡モヘンジョダロ(1980年に世界遺産登録)で、塩害によって遺跡の崩壊が再び進んでいることが明らかになった。90年代に日本を含む各国の援助で大規模な修復や塩害防止策が図られたが、パキスタンが01年9月の米同時多発テロ後にアフガニスタンでの米国の対テロ戦争に協力する“前線国家”となり国際的な発掘調査は途絶えた。遺跡周辺の治安が悪化したため遺跡の保護が困難になっていた。
 00年10月に遺跡を撮影した写真家、武居台三さん(47)と今年2月に現地入りし、当時の写真を基に被害を確認した。
 半乾燥気候で地下水の塩分濃度が高いこの地域は、建物跡の焼成レンガに地下水が入って塩分が結晶化し、内部から壊していく。90年代に乾燥を防ぐため泥モルタルでレンガの表面を覆ったが、現在は一部のモルタルははがれていた。さらに地表面に塩が噴き出て、建造物は根元が崩壊していた。
 政府考古局のカシーム・アリ南部局長は「今は危機遺産のようだ」と嘆いた。インダス文明に詳しい東海大学の近藤英夫教授(59)は、「現段階の最善策は埋め戻ししかない。しかし、この都市遺跡を守り、活用する人類の英知は尽くされていないはずだ」。
 ▽モヘンジョダロ遺跡 現在のパキスタンとインドにまたがって栄えたインダス文明(紀元前2500~同1800年)の中心的な都市遺跡。1922年に発掘が始まり、5キロ四方で碁盤目状に整備された街に水洗トイレや排水溝、大小の沐浴(もくよく)場などが見つかった。地下数メートルで水がわき出るため全体の3割しか発掘されていない。同文明は「世界初の都市文明」とされ、印パ両国が1947年に独立する際の、誇りと自信になった。
 ◇国際的な保存キャンペーンもむなしく
 インダス文明の中心都市モヘンジョダロ遺跡(パキスタン南部)で再び深刻化している塩害は、「対テロ戦争」の陰に隠れて進行していた。遺跡を構成する焼成レンガは製法も寸法も、現代に受け継がれている。悠久の歴史を刻むレンガを内部から壊していく“白い悪魔”は、約4500年後の現代文明に生きる私たちをあざ笑うかのように、遺跡全体をむしばんでいた。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070311-00000006-maip-soci

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Posted by バボちゃん  at 14:28 │Comments(0)

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