2007年04月06日
ランドセル12年、本に!
姉から引き継いだランドセルを小学校の6年間大事に使い続けた比嘉涼菜さん(13)=宜野湾市立普天間中2年=と12年間活躍したランドセルを主人公にした児童文学書「たからものはランドセル いっしょにすごした12年」(野里寿子著、汐文社刊)が1日、全国一斉に発売された。
出版のきっかけになったのは1本の記事。比嘉さんが普天間第2小学校を卒業する2006年3月23日の琉球新報朝刊で紹介された。この記事をインターネットで目にした東京の汐文社が、児童文学や童話の本を出版している野里さん(56)=那覇市=に執筆を依頼した。
姉・桃子さんから受け継ぎ、計12年間の間に赤かったランドセルも大部分が白くはげた。野里さんは「白い部分にオーラを感じて輝いて見えて『主人公はランドセルだ』と思った」と、ランドセルの目から見た比嘉さんの成長を描くことにした。
比嘉さんが低学年のころは、クラスメートなどからランドセルが古いため、からかわれたこともあった。6年生のころには肩にかけるベルトが切れたが、それでも最後まで使い続けた。
表紙を開くと「『もったいない』 その言葉からこのランドセルの物語は生まれました」とある。だが、野里さんは「ただの教訓書になってしまったら子どもたちは読まない。楽しく読んでもらえるように工夫した」と話し、沖縄の行事や小学校に隣接する普天間基地など地域性のにじみ出る内容を心掛けた。「今、子どもを機械(ゲーム)に預けっ放しにする親も多い。本を読み聞かせて、心と心のつながりを大事にしてもらえたらうれしい」
完成した本を手にした比嘉さんは「大事に使い続けたことを誇りに思う。お下がりをもらっていて嫌な思いをしている子に、ぜひ読んでもらいたい」と笑顔で話した。
同書は全国の図書館を中心に置かれる予定。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070406-00000001-ryu-oki
出版のきっかけになったのは1本の記事。比嘉さんが普天間第2小学校を卒業する2006年3月23日の琉球新報朝刊で紹介された。この記事をインターネットで目にした東京の汐文社が、児童文学や童話の本を出版している野里さん(56)=那覇市=に執筆を依頼した。
姉・桃子さんから受け継ぎ、計12年間の間に赤かったランドセルも大部分が白くはげた。野里さんは「白い部分にオーラを感じて輝いて見えて『主人公はランドセルだ』と思った」と、ランドセルの目から見た比嘉さんの成長を描くことにした。
比嘉さんが低学年のころは、クラスメートなどからランドセルが古いため、からかわれたこともあった。6年生のころには肩にかけるベルトが切れたが、それでも最後まで使い続けた。
表紙を開くと「『もったいない』 その言葉からこのランドセルの物語は生まれました」とある。だが、野里さんは「ただの教訓書になってしまったら子どもたちは読まない。楽しく読んでもらえるように工夫した」と話し、沖縄の行事や小学校に隣接する普天間基地など地域性のにじみ出る内容を心掛けた。「今、子どもを機械(ゲーム)に預けっ放しにする親も多い。本を読み聞かせて、心と心のつながりを大事にしてもらえたらうれしい」
完成した本を手にした比嘉さんは「大事に使い続けたことを誇りに思う。お下がりをもらっていて嫌な思いをしている子に、ぜひ読んでもらいたい」と笑顔で話した。
同書は全国の図書館を中心に置かれる予定。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070406-00000001-ryu-oki
Posted by バボちゃん
at 13:40
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